| 《 眼障害について 》 コンタクトレンズは、目の中に入れて使用するため、適用でない方(※1)が使用したり、使い方を誤ったりすると様々な眼障害を起こすことがあります。必ず眼科医の指示のもとに、正しく使ってください。また、レンズ購入後の定期的な眼科医の診察を受けてください。
一般に、ハードレンズを使用していて眼障害になると、痛くて装着できないことにより、装着を停止し眼科医の診断を受けて早期治療を受けることで大事に至らないことが多いですが、ソフトレンズの場合は、眼障害が起きていても痛みをあまり感じないためそのまま装着し続け、症状が悪化した頃に初めて眼科医の診察を受け、そのときに初めて事の重大さに気づいたり、重篤な症状に至ってしまっていることがあります。
定期的な診断は必ず受けるようにしてください。
※1:涙の量が少ない方、質的な異常のある方、角膜・結膜に異常のある方、その他眼に病的症状のある方
主な眼障害
・巨大乳頭結膜炎
・角膜潰瘍
現在、コンタクトレンズによる眼障害がテレビなどのマスコミで報道されておりますが、現状でのコンタクトレンズ購入は極めて容易です。医師の診察および処方箋なしで、インターネットや近くの薬局で手軽に買うことができます。
コンタクトレンズは高度医療器具に指定されているにもかかわらず、購入および使用が安易に行われており、それゆえにコンタクトレンズによる眼障害が多くなっています。
コンタクトレンズにより角膜障害をおこした2つの事例を提示してみます。
[事例1]
40歳の男性で2週間タイプの使い捨てソフトコンタクトレンズを1週間連続装用して、左眼の充血、眼違和感が出現するもそのまま装用。眼痛、かすみ、視力低下をきたしたことより医院を受診したものです。
初診時の写真です。角膜に白斑があり、全体が混濁しております。

抗菌剤の頻回点眼と抗生剤の内服を行い、眼痛、充血は消退しました。

治療2週間後の写真です。角膜混濁を残すも矯正視力0.8まで回復(受傷前は矯正1.0)しました。この方は初診時のみ医師の診察を受けて、その後は同じものをインターネットにて購入しておりました。
最初に眼違和感、充血の時にコンタクトを装用せず、眼鏡にしておくだけでも重篤にならずに治まる場合もあります。眼鏡なしでのコンタクトレンズだけでは危険です。医師の定期的な診察、これは医院によって異なりますが、3〜6ヶ月に一度は行い、眼に異常を感じた時には眼科受診をお勧めします。
細菌感染にて眼鏡、コンタクトにて視力が戻らない場合もありますから充分なケアが必要です。
[事例2]
18歳女性。アジア製カラーコンタクトレンズ(台湾?韓国?)を装用し違和感があったため取り外すも徐々に眼痛が強くなり、医院を受診しました。

初診時の写真です。傷を分かり易くするために蛍光色素で染色してあります。
角膜に点状の傷があります。カラーコンタクトの中には洗浄用、保存用液があり、この方は誤って洗浄用液につけたコンタクトをそのまま装用したようです。
眼洗浄した後に角膜保護薬を処方して一旦帰宅したものの、眼痛が治まらず数時間後に再度受診しました。その時には角膜が徐々に剥(はが)れ始めていて、翌日診察時には全剥離となりました。3日後には眼痛は軽減して1週間後に完治しました。
この方も医院の診察なしでインターネットにてコンタクトを購入して装用していました。
コンタクトレンズおよびその眼障害についての質問メールは
info@nakasone-contact.com まで。
できるだけお答えしていきたいと思います。
【※資料提供 :よねわき眼科 院長:米脇克哉】
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